買取の現場 CD・DVD・Blue-rayが世界から消える日
懐かしいアナログ・レコード
円盤型のディスクといえば、まずはアナログレコードに触れないわけにはいかないと思います。最近の若い方は、実物を見たことがない方も多いかもしれません。そういえば弊社の20代のアルバイトスタッフさんで、「実家に黒くて大きなCDを見つけたんですよ!」と言っている方がいました。40代後半のワタクシは、ジェネレーションギャップを感じました。
CDやDVDの登場
アナログレコードは、文字通りデジタルの対局にあるアナログで音声を記録(レコード)する媒体です。そして1980年代にCD(コンパクトディスク)が登場します。今では信じられないかもしれませんが、リモコンで曲をスキップして再生できるという機能は本当に衝撃的でした。一方、映像では、長らく家庭のテレビの下に鎮座していたVHSデッキが、徐々にDVDやHDレコーダーに替わられるようになりました。
アナログからデジタルへ
このように記録媒体はアナログからデジタルへ、そしてデジタルはより大容量のデータを取り扱える媒体へ変遷していきます。最新のULTRA HD Blue-rayのディスクでは100GB(3層)ものデータを記録することができます。これはDVDディスク20枚分以上に匹敵するデータ量です。もう何が何やら分からない世界ですよね。そんなデータ量なんていらないという方もいらっしゃると思いますが、例えば毎週テレビで放送しているドラマを高画質で録画保存したいという場合、あっという間にディスクがデータでパンパンになるという状況は珍しくないはずです。
CDやDVDははもういらない?
ところが、もうディスクは要らなくなるかもしれません。最近のノートパソコンにはCDやDVDの再生できる装置が搭載されていないものが主流です。なぜか。必要ないからです。インターネットの普及によって、大容量のデータは空気に混ざって我々のもとに届きます。無線化されたネット回線で、高画質の動画をスマートフォンで観る時代になりました。本体内に保存せずとも、必要なときにダウンロードやストリーミング(配信)で視聴できれば良いということが日常になっているのです。
CDやDVDのグッズ化
現在でもCDやDVDなどは毎月大量にリリースしていますが、確実に販売枚数は落ちています。2018年にミリオンヒット(100万枚以上)売れたアルバムは8枚だけです。そしてその全てをAKB関連のグループが独占しています。もうお分かりだと思いますが、ファンが100万人以上購入したのではなく、握手券などCD以外の特典を求めて複数買いしているのが実情です。つまり本当の意味でCDのミリオンセラーは、もうないと言っても過言ではありません。小室哲哉さんが活躍していた時代が懐かしいですね。
そして到来する5G時代
今年は令和元年ですが、業界内では5G元年とも呼ばれています。世界に先駆けてアメリカでは一部サービスがスタートしていますが、そのダウンロード速度は、762Mbpsを記録したとのことです。
これはどれだけ早い速度なのでしょうか?例えば1GBというデータをダウンロードするのに12秒しかかかりません。映画が丸々一本入ったDVD(4.7GB)をダウンロードする場合も、1分以内という速度です。自宅のWi-Fiも解約していいんじゃないかというレベルですね。
DVDやBlue-rayの処分はお早めに!
光ディスクの需要はどんどん減ることでしょう。今後は音楽も動画も超高速ネット回線で観る時代がすでに来ています。需要が減るということは中古の流通相場価格も下がるということです。大切に保存したいDVDやBlue-ray以外はお早めの処分を。スピード宅配買取バリQが大切に買取させていただきます。