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CINEMAバリQ

【Hawaii Five-0】
明るく楽しいメンバーなのにプライベートが複雑すぎるドラマ其の四

チームの一員になった気分を味わえる、1話完結型の犯罪捜査ドラマをご紹介する第四弾です。今回ピックアップしたのは、メンバーが家族のような絆を結ぶ『Hawaii Five-0』。ハワイが舞台ということもあり、とーっても明るい雰囲気の犯罪捜査ドラマなのですが、チーム皆のプライベートがやたら複雑で、犯人に対しては容赦ないことが特徴です。

【ドラマ「Hawaii Five-0」の魅力】

『Hawaii Five-0』は、1968年から1980年にかけてアメリカで放送されたテレビドラマ『ハワイ5-0』のリメイク版です。ハワイの州警察特別捜査班の活躍を描くドラマで、チーム名はタイトルにもなっているファイブオー(Five-0)。ドラマのためにつくられた架空組織のようです。2017年1月現在、アメリカでは第7シーズンが放送されており、日本では第6シーズンまで観ることが可能です。

ちなみに、テーマ曲はオリジナル版から変わっていません。1969年人類初の月面着陸に際し、オーストラリアの田舎町で起こった騒動を描いた『月のひつじ(2000)』という映画のなかでは、アメリカ国家を演奏するはずが間違えてファイブオーのテーマ曲を演奏してしまうというシーンが描かれています。
実話がもとになっている映画ではありますが、その部分が実話か脚色かは不明です。しかし、1969年当時アメリカのみならず、オーストラリアでも『ハワイ5-0』が人気ドラマだったことを示しています。

『Hawaii Five-0』では、ハワイ州知事直属の特別捜査班が大活躍します。州知事直属なので絶対的な権限を持っていることから、躊躇せずガンガン発砲します。正直“そんなこと”や“あんなこと”をして、どうしてそのあと仲良しチームで和気あいあいと食事ができるんだと問いかけたくなりますが、それがこの『Hawaii Five-0』なのです。その絶対的な権限は、007ジェームス・ボンドがもつ「殺しのライセンス」並みかもしれません。

『MAJOR CRIMES〜重大犯罪課』は、ロス市警重大犯罪課の活躍を描く人気ドラマですが、こちらの場合は1度でも犯人に発砲すると、あらゆる手続きが必要となります。また、そのあと一時的に発砲できなくなるようです。

しかし、その点『Hawaii Five-0』の場合はお構いなしです。ときおり州知事が「こらこら」と注意したり、お目付け役を置いたりしますが、結局はお構いなしで容赦ない捜査を行います。

【ドラマ「Hawaii Five-0」のランチ】

『Hawaii Five-0』のメンバーは、ランチというとほぼ「ガーリックシュリンプ」を食べています。いろいろな味があるようですが、なんにしても基本はエビ。

「わかった、じゃあシュリンプおごって」
「シュリンプ持ってきた」
「シュリンプどうぞ」

おまえら、そんなにエビが好きなのかー!?と叫びたくなるほど、ずーっとエビ食ってます。ドラマを観はじめたころは美味しそうだな~と思っていましたが、いまはそれよりも、チームの栄養バランスが心配です。

【ファイブオーメンバーの複雑なプライベート】

人間だれしも、ひとつやふたつ隠しごとがあり、人には言えない事情なんかも抱えているでしょう。しかし、このメンバーのプライベートは常軌を逸しています。身内が殺されたり、スパイだったり、ヤクザ絡みだったり、自分の子供の存在とか、身内の横領とか、もう、どんだけ~です。

しかし皆、すこぶる明るいんです。ハワイだからなのでしょうか。まあ、深く考えず、仲良しチームのメンバーをご紹介しましょう!

【ファイブオー=魅力的なキャラクターたち】

スティーヴン・J・”スティーヴ”・マクギャレット

スティーヴン・J・”スティーヴ”・マクギャレット(アレックス・オローリン)はファイブオーのリーダーで、なかなかのイケメンです。アメリカ海軍少佐でもありますが予備役なので、必要な時だけ軍隊に戻ります。ムキムキの筋肉質で、ギャランドゥーな胸毛や、タトゥーが腕にあります。ワイルドで破天荒な猛者ですが、少年のようないたずらっぽい表情をすることがあります。また、繊細な部分や配慮する心も持ち合わせています。もちろんリーダーなので、カッチカチやで!な筋肉頭ではなく、賢く立ち回ることもできます。そして、常にメンバーやハワイの人々を命がけで守ろうとします。ファイブオーメンバーのダニーとは仲が良すぎて、日々繰り返される小ぜり合いは、「夫婦ゲンカ」と揶揄されています。

ダニエル・”ダニー”(“ダノ”)・ウィリアムズ

ダニエル・”ダニー”(“ダノ”)・ウィリアムズ(スコット・カーン)は、以前ホノルル市警の刑事でした。まだ幼い娘のグレイスを溺愛しています。自分の両親の離婚危機に心を痛め、なんとかしようと奔走していたエピソードがあることから、多分、親から注がれた愛情がしっかりと引き継がれ、自分の娘にも注いでいるのでしょう。ワイルドな野生児スティーヴとは正反対で、都会を好み、どちらかというと温和な解決を望むタイプの男性です。物言いが理屈っぽく嫌がられることもありますが、本当はものすごくお人好しな優しいパパです。大親友スティーヴとの「夫婦ゲンカ」をストレスに感じているようでもあり、楽しんでいるようにも見えます。

チン・ホー・ケリー

チン・ホー・ケリー(ダニエル・デイ・キム)は以前ホノルル市警察に所属していました。そして、その時の相棒はスティーヴの父親です。常に自然体で、言い訳を嫌い、正しくあろうとする男らしい男性です。身内やメンバーが困っていれば、どんな災難が自分に降りかかろうと必ず助けようとします。アジア系の血を引いており、引き締まったガッシリとした体型です。あるエピソードでは、昔の同級生である女性にせまられていたので、結構モテるタイプなのかもしれません。また、行き場のない同級生を居候させたりしていることから、困っている人を放っておけない優しい性格のようです。

コノ・カラカウア

コノ・カラカウア(グレイス・パーク)はチンの従姉妹です。もともとはプロサーファーだったのですが、ケガで引退したという経緯があります。男性に負けないほど腕っぷしが強く、射撃の名手でもあります。そして、そのボディはモデル並みにスレンダー。プロサーファーとして有名だったようですが、リップクリームのコマーシャルに出るほど人気もあったようです。とても愛情深く、どんな立場の人間だとしても、複雑な関係だとしても、一度愛した男性への愛は貫きます。髪型のせいでしょうか、時おり若かりし頃の中森明菜さんに、見えなくもありません。日本ではコノちゃんと呼ばれ女性にも大人気です。

マックス・バーグマン

マックス・バーグマン(マシ・オカ)は検視官の男性です。かなりのオタクで、SFやさまざまな知識がものすごく豊富なので、それを披露しはじめると止まりません。なんとなくホンワカとした雰囲気の日系人で癒し系です。しかし、その仕事の速さと的確さは天才といわれるほど群を抜いています。ただ、あるエピソードでは、スティーヴとダニーに仮装パーティーのお誘いメールをしたにも関わらず、返信してこなかったことに腹を立て、口を利かなくなりました。彼らはそのメールに気付かなかっただけなのですが、いったん拗ねたら子供のようになかなか元に戻りません。しかし、誰かが困難に巻き込まれた時は全力で助ける心意気があります。

ルー・グローヴァー

ルー・グローヴァー(シャイ・マクブライド)は、家族思いの夫であり、パパでもあります。SWATの隊長なのですが、機敏で屈強な姿はあまり目にしていないような気がします。どちらかというと、ムードメーカーで、バーベキューが大好きな明るいおじさんという感じです。でも、間違いなくSWATの隊長です。家族のことになると、マンガみたいな泣き顔をして、泣き方もマンガのセリフみたいに「うわーん、うわーん」と大泣きします。でも、本当にSWATの隊長なんですってば。あるエピソードからファイブオーのメンバーになりますが、それまで紆余曲折があり、スティーヴと犬猿の仲だったこともあります。しかし、いまでは、ダニーに負けず劣らず小競り合いしながら、とーっても仲良しです。

そのほか、シュリンプの屋台のオーナー「カマコナ」や、マックスに負けないほどのオタクで優れた情報収集・分析能力を持つ「ジュリー」、スティーヴの恋人で美しい海軍大尉の「キャサリン」、やたら色男でリッチでちょい悪な「アダム」など、魅力的なメンバーは紹介しきれないほど登場します。

そして、チームのメンバーやその周囲はいい人ばかり。ハワイの大いなる自然と陽気な気候、シュリンプと、シュリンプと、シュリンプと、スティーヴとダニーとルーの小競り合いと、かわいくてカッコいいコノちゃんと、チンの男気とニヒルな笑顔を、ぜひぜひ堪能してみてください。

 

ライター中山陽子でした。

 

Hawaii Five-0

出演者 アレックス・オローリン/スコット・カーン/ダニエル・デイ・キム/グレイス・パーク

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