【ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン】
お下劣ギャグと心に食い込む人生の応援歌
ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン
映画あらすじ
アニーは苦い人生を歩んでいる真っ最中だ。恋人と始めたケーキ屋は閉店し、大金を失った挙句に恋人とも別れ、いまは愛のないセックスフレンドと不毛な付き合いを続けている。そんな彼女に、幼なじみで大親友のリリアンが結婚を報告。アニーは複雑な思いに駆られながらも、任された「メイド・オブ・オナー(花嫁介添人のリーダー)」をしっかりとこなし、大親友に喜んでもらおうとする。ブライズメイド(花嫁介添人)は、全てが完璧なセレブ美女ヘレンと、タフで気さくなメーガン、3人の子持ちで欲求不満のリタ、新婚のベッカというメンバーだが、アニーとヘレンは何かと小競り合いになりギクシャクしてしまう。そのヘレンへの嫌悪感を吐き出しながら蛇行運転をしていたアニーの車を、パトロール中のネイサン・ローズ巡査がサイレンを鳴らして止めるが……。
この映画の買い取り価格→→→ 『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』
ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン
映画レビュー
この映画のしょっぱなは、アニー(クリステン・ウィグ)とテッド(ジョン・ハム)との、絶妙な笑いを誘う激しいベッドシーンから始まります。笑いと涙と友情のウェデイングコメディを楽しもうと映画を観はじめた人は「なんだ、なんだ」とビックリするかもしれません。完全にギャグなベッドシーンですが、絶対に家族団らんの席で観るのはやめましょう。
そんな風に強烈なインパクトで始まるこの物語は、かなりのお下劣コメディながら、くじけそうにな人への心強く優しいエールが込められた映画です。
物語のなかで一番くじけている主役のアニーを演じるのは、『サタデー・ナイト・ライブ』仕込みのコメディを披露してくれるクリステン・ウィグ。筆者も大好きなコメディエンヌです。しかし、どうも今回彼女が演じた「アニー」というキャラクターは身勝手な印象が強く、いまひとつ好きになれませんでした。なぜならば、彼女が一番つらいとき元気づけてくれたネイサン・ローズ巡査(クリス・オダウド)への甘えや許しがたい態度に腹が立ったから。また、自分の悲惨な過去を引き合いに出してアニーに活を入れ、無償の友情を注いでくれたメーガン(メリッサ・マッカーシー)に対し感謝が足りないから。
こんなに純粋で誠実な男性を、ほかで探せるとでも思っとんのかグォラ! とか、わざわざ家にまでやってきて、飾り気も屈託もない気持ちで包み込み、心から励ましてくれる女性がどこにおるんじゃグォラ! とか、ついつい怒りを覚えてしまうのです……。
コメディ映画なので、登場人物らが常軌を逸した行動をするのはいいのですが、その人物に愛嬌がないと行動だけが浮いてしまいます。筆者にとって今作の「アニー」がそれに当てはまったというわけです。
とはいえ、やはりクリステン・ウィグの笑いを誘う演技は最高。
ちゃっかり木の陰に隠れてブートキャンプのレッスンを受けていたアニーとリリアン(マーヤ・ルドルフ)が、『エクスペンダブルズ』シリーズでお馴染みの テリー・クルーズ演じるインストラクターに注意された際、いけしゃあしゃあとダンスしてごまかすコテコテのギャグがら……、あふれんばかりの多様な下ネタ、ドリフターズ的しつこいギャグ、吐きそうなのを我慢する演技と、とにかく面白い。
今作で高い評価を受けたメリッサ・マッカーシーの心に食い込む演技と魅力はもちろんのこと、癇にさわるセレブ美女を演じたヘレン・ハリス(ローズ・バーン)もいい味を出していました。ヘレンは一皮むけると、思いのほか憎めない存在になります。
ちなみに、クリステン・ウィグは今作で主演・脚本・製作という3役を担いました。お下劣なギャグを連発していますが、実際は、とてもキュートでスタイルがいい才色兼備な女性です。今後も目が離せませんね。
そんなクリステン・ウィグが主役を演じる映画『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン(2011)』は、売ってはいけない1本といえるでしょう。もちろん、ご判断は一切皆様次第でございます。ちなみに、バリQの査定はとにかくスピードが速い!! お荷物到着後、最短で24時間以内に査定をご連絡します。市場価値に合わせて、新しいものはもちろん高額で、古くても市場価値があるものは、しっかりと評価します。
お申し込みはこちらのフォームから簡単に行えますよ。電話や手書きでのお申し込みほか、LINEやメールでのお申し込みも可能です。不要な本・DVD・CD・ゲーム・PCタブレット・携帯電話・フィギュア・ポータブルオーディオなどがあれば、ぜひご利用くださいね。種類を問わず全部で20点以上であれば送料無料となります。
監督は『デンジャラス・バディ (2013年)』『SPY/スパイ(2015年) 』『ゴーストバスターズ(2016年)』のポール・フェイグ。今作以来メリッサ・マッカーシーとはいいチームになったようです。映画の最後にはWilson Phillipsの『Hold On』がかかります。ふと女友達を思い出してしまうかも?
ライター中山陽子でした。
ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン(2011)
監督 ポール・フェイグ
出演者 クリステン・ウィグ/マーヤ・ルドルフ/ローズ・バーン/メリッサ・マッカーシー
ポール・フェイグ監督作品の買取金額の相場はこちら
クリステン・ウィグ出演作品の買取金額の相場はこちら
マーヤ・ルドルフ出演作品の買取金額の相場はこちら