【ブロークダウン・パレス】
エキゾチックな国で多発する、若者を狙う甘いワナ
ブロークダウン・パレス 映画あらすじ
卒業旅行でタイを訪れたアリスとダーリーンは、現地で魅力的な男性と出会う。エキゾチックな雰囲気で開放的な気分になり、その男性に誘われるまま香港旅行へ向かうことに。しかし、空港へ行った2人は、覚えのないヘロイン所持で逮捕されてしまう。
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ブロークダウン・パレス 映画レビュー
この映画を観たとき、当時はよく海外に行っていたこともあり、とにかく恐ろしいという感情に包まれました。タイという国では、アメリカ人の若者が数多く麻薬密輸の罪を着せられ服役しているそうです(当時のはなし)。その事実を知ったプロデューサー(アダム・フィールズ氏)が、徹底的なリサーチを重ねて制作されたこの映画は、限りなく真実に近い物語だといえるでしょう。
恐らくアダム・フィールズ氏は、こういった危険があることを若い世代へ啓蒙するために、この映画を制作しようと考えたのではないでしょうか。なぜならば、あまりにも理不尽で、ひたすらやりきれない物語なので、そこには驚愕の真実というインパクトしかないからです。正直なところ、強く記憶に残る映画ですが、何度も観たいとは思いません。ストーリー性よりも、現実味を重視しているように感じました。
それに、これが大人にも起こらないとはいえません。例えば習慣も言葉も地理もよく知らない海外で、ものすごく困った状況に陥ったとき、親切な人、助けてくれる人が現れたら、ついつい頼ってしまうもの。その人物が、ワナを仕掛けた張本人だとしたら、逃れようがありませんものね。
主役のアリスを演じるのは、映画『ロミオ&ジュリエット(1996)』、ドラマ『HOMELAND』のクレア・デーンズさん。まだ若くピチピチの頃です。若すぎてイキが良すぎたせいか、この映画の撮影場所、フィリピンに対しやらかしました。汚いだの臭いだの気持ち悪いだのさんざんなことを発言してしまったそうです。あとで、それを聞いてガックリしましたよ。なぜならば、この映画で彼女が演じたアリスは、自己犠牲も問わない男前な女性でしたから。
フィリピン政府は、クレア・デインズさんが出演する全ての映画を永久的に上映禁止し、彼女に対し永久入国禁止までしたそうです。まあ、それだけさんざん悪口をいっていたので、再訪する気はもとからなかったと思いますが、上映禁止は痛いですね。口は災いのもと……、気をつけましょう。
そして、ダーリーンを演じたのが、どんなに歳を重ねても麗しいケイト・ベッキンセイルさん。実はこの映画の公開当時、彼女のことをあまり知らなかったため、このダーリーンの悪印象がしみついてしまいました。若く可愛いらしい彼女が演じたこの役柄がまた特に、ぶりっ子で甘えん坊で、良い印象がなかったのです。
しかし、その後は多くの人が知るとおり目覚ましい活躍っぷり。アクションだってコミカルな役だって、もちろんシリアスな役も演じられる素敵な女優さんです。むしろ、こういった役柄を演じていたことが不思議なくらいですね。
いずれにせよ、いまとなってはベテランの2人が、まだ初々しい頃に演じた、限りなく真実に近いショッキングな映画『ブロークダウン・パレス(1999)』は、売ってはいけない1本といえるでしょう。もちろん、ご判断は一切皆様次第でございます。ちなみに、バリQへ査定のお申し込みをする際には、5つの方法をご用意しています。
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劣悪な刑務所に入れられ、理不尽に耐えながらむき出しになったトイレで用を足すとき、目があった看守に対し、絶対に屈しないという意思表示をするアリスの姿が印象的です。
ライター中山陽子でした。
ブロークダウン・パレス(1999)
監督 ジョナサン・カプラン
出演者 クレア・デインズ/ケイト・ベッキンセイル/ビル・プルマン/ルー・ダイアモンド・フィリップス
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