【ゴースト・イン・ザ・シェル】
『攻殻機動隊』のリイマジニング作品
ゴースト・イン・ザ・シェル 映画あらすじ
電頭技術が発展した近未来。人間は怪我や病気、あるいは趣味嗜好のためカラダを義体化(サイボーグ化)するようになる。そんななかハンカ・ロボティックス社は、初めて脳以外を全て義体化することに成功。その第1号となった女性は、少佐としてサイバー犯罪を取り扱う精鋭部隊「公安9課」に配属される。少佐は公安9課の部長、荒巻大輔のもとでエリート捜査官らのリーダーとなり、並外れた身体能力と知能で多くの事件を解決に導いていた。しかし、ハンカ・ロボティックス社へのテロ行為を捜査するなか、霧に包まれていた自分の驚くべき過去が明らかになっていく……。
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ゴースト・イン・ザ・シェル 映画レビュー
士郎正宗氏の漫画『攻殻機動隊』を原作とした、押井守氏監督の映画 『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊(1995)』のリイマジニング作品です。ほとんど予備知識は前文のみのままで鑑賞し、独特な世界観と、少佐の裸みたいなスーツ、ビートたけし氏の髪型に驚かされました。
多分、先述した漫画やアニメに精通した人ならば、いろいろと意見があるでしょう。しかし、それらについて知識が浅い筆者は、映画そのものを楽しみました。
さすがにマーベル・コミック映画でブラック・ウィドウ役をタフに演じるスカーレット・ヨハンソン。メイキング映像ではスタッフらもべた褒めでしたが、彼女の身体能力と基礎体力は本当にすばらしい。何度撮りなおしても、ブレずダレずパワフルだったそうです。子役から活躍する彼女ですが、『ロスト・イン・トランスレーション(2003)』で大人の女性として世間に知られるようになってからは、大変恐縮ながら“色っぽい男受けがいいタイプ”という色眼鏡をかけ見ていました。しかし、今となってはセクシーでタフなカッコいい女優さんというイメージが定着。筆者が憧れる大好きな役者さんの1人です。
彼女が演じた少佐は、自分が何者であるか、常に自分に問いかけている印象でした。「人間か、サイボーグか」「私の過去は?」「私はどこから来たのか」
ある意味、人間にとっては最大のテーマですよね。「自分が何者であるか」
この哲学的な問いかけには、万人が納得する明確な答えがありません。そもそも私たちの現実把握さえも、本物かは分からないのですから。人間のカラダに住み着いている微生物たちは、まさかその「地」が生き物(人間)だとは思っていないでしょう。なおさら人間はAIをつくる知能を持ちながら、自分たちの脳やカラダについて全てを把握していないのです。だからこそ「自分が何者であるか」なんてことは、自分の意志でしか判断できません。
「我思う、ゆえに我あり(デカルト)」 あらゆるものは疑えるとしても、かく疑い考える我の存在は疑えない。ならば、その“唯一確固たるものが信じるもの”を見るしかありません。裏を返せば「人は現実のすべてが見えるわけではなく、多くの人は見たいと思う現実しか見ない(カエサル)」なのですが。
ただ、そこまで思考のるつぼにハマらせながら、どうしても少佐のスーツが時おりコントの「おすもうさん着ぐるみ」に見えてしまうため、頭を振りまわし雑念を取り払わなければなりませんでした。子供のころに、ドリフの『8時だよ全員集合』を見過ぎたせいでしょう。また、今作のキャストや監督らから一身に尊敬を集めていたビートたけし氏(荒巻大輔)の髪型も然りです。あのマッドサイエンティストみたいな髪型で登場するたび吹き出してしまうのは、決して青春時代に『オレたちひょうきん族』を見過ぎていたこととは関係ありません。同氏は情報番組でも“かぶりもの”してハリセン振りまわしていますからね。
そのように、少し困ってしまった部分もありますが、独特な世界観やアクション、3Dの広告が賑やかな近未来の香港などはなかなかのものです。ビートたけし氏や桃井かおり氏に泉原豊氏など、日本の俳優さんが出演しているのも嬉しいところ。雰囲気はなんとなく『ブレードランナー(1982)』『トータル・リコール(1990)』『ロボコップ(1987)』『クラウド アトラス(2012)/ペ・ドゥナがクローンのソンミ451を演じていたストーリー』を思わせます。
そんな映画『ゴースト・イン・ザ・シェル(2017)』は、売ってはいけない1本といえるでしょう。もちろん、ご判断は一切皆様次第でございます。ちなみに、バリQの査定はとっても速いことが自慢。買い取り価格も市場に合わせているのでお喜びいただけるはず。新しいものはもちろん高額で、古くても市場価値があるものは、しっかりと評価します。
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ライター中山陽子でした。
ゴースト・イン・ザ・シェル(2017)
監督 ルパート・サンダース
出演者 スカーレット・ヨハンソン/ピルー・アスベック/ビートたけし/ジュリエット・ビノシュ
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