【普通の人々】
小さなひずみが深刻なゆがみをもたらす家族の風景
普通の人々 映画あらすじ
ジャレット家は、郊外の高級住宅街に邸宅を構える上流中産家庭。一見幸せそうに見えるジャレット家だが、湖で長男が命を落としてからは関係がギクシャクしていた。自殺未遂を起こし入院していた次男のコンラッド。彼に対してどこか冷たい母親べス。コンラッドのことは常に心配しながら、妻べスに対して強くものを言えない父親カルビン。3人の歯車は、やがて大きく狂い始めていく。
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普通の人々 映画レビュー
『普通の人々』は、俳優のロバート・レッドフォードさんが初めて監督し、数多くの賞に輝いた作品です。タイトルのとおりドラマティックな展開はありませんが、深く心に響いた作品でした。ティモシー・ハットンさんは、とても美少年でしたね。その美しい顔で繊細な少年を見事に演じきった彼は、この映画で助演男優賞を獲得しています。
家族という存在は、愛おしくて、時に疎ましくて、そして唯一無二のもの。
だからこそ、家庭内の問題はハッキリと表に出てきません。関係が近すぎるあまり、問題を客観的にとらえにくいからです。そうなると、人は無意識のうちに問題が見えないよう「フタ」をしてしまいます。なんでもない、大丈夫、という「フタ」で隠されてしまうので、その問題を直視することがなくなっていきます。
しかし、ほんの小さな“ひずみ”でも、いつしか修復不可能になってしまうことは、往々にして起こり得ること。たから、見えないフリができなくなるほど悲惨な状況に陥ってしまう前に、どんなに不快でも、それを露呈させたほうがいいかもしれないのです。その方法はもちろん、「対話」しかありません。ときには感情を吐き出すことも必要でしょう。
日々ニュースをにぎわす身の毛がよだつような事件の中には、すでに「対話」ではどうにもならない状況まで到達したものが、数多くありますが……。
とにかく、この物語に登場するジャレット一家は、家族がそれぞれ苦しみながら問題に向き合いました。まあ……、1人は、「向き合った」というよりは「気づかされた」、あるいは「反論できない真実を叩きつけられた」という印象ですが。
この映画は完璧なハッピーエンドではありません。しかし、最後の最後にいくつも救われるシーンがあります。それが、いかにも飾り気なく普通であったため、とても真実味がありました。限りなく近くて難しい家族間のギクシャクに、凝った言い回しや気の利いたセリフなんかが出てくると、急に現実味がなくなってしまいますものね。
そんな映画『普通の人々(1980)』は、売ってはいけない1本といえるでしょう。もちろん、ご判断は一切皆様次第でございます。ちなみに、バリQの査定は、買い取り価格が高いことと、査定スピードが速いことが魅力です。お申し込みはこちらのフォームから簡単に行えるので、ぜひお気軽にお申し込みください。入力がご面倒でしたら電話やメール、LINE、あるいは手書きでも可能ですよ。一番楽な方法でお気軽にお申し込みくださいね。
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アメリカの大人気ドラマ『24』でお馴染みキーファー・サザーランドさんの実父、ドナルド・サザーランドさんは、この映画で悩めるパパ、カルビンを演じています。この俳優さんが気弱な役を演じている姿を、あまり見たことがないので少し新鮮でした。
パパといえば、パパキャラがピッタリな筆者のお気に入り俳優ジャド・ハーシュさんは、今作で鋭さと優しさを兼ね備えたセラピストを演じています。テレビドラマ『NUMBERS 天才数学者の事件ファイル』では、エプス兄弟の良き父親役が、とても魅力的ですよ。
ライター中山陽子でした。
普通の人々(1980)
監督 ロバート・レッドフォード
出演者 ドナルド・サザーランド/メアリー・タイラー・ムーア/ティモシー・ハットン/ジャド・ハーシュ
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