【レッド・スパロー】
傷ついても美しく、妖艶でしなやかな女スパイの物語
レッド・スパロー 映画あらすじ
事故でバレリーナの道を閉ざされたドミニカ・エゴロワは、ロシア情報庁の幹部である叔父のワーニャに、秘密組織の諜報員になるよう養成学校へと送られる。そこで教え込まれるのは銃やナイフのスキルではなく、「誘惑」と「心理操作」のテクニックだった。即座に相手の欲望を見抜き、相手を意のまま動かすよう訓練されるのだ。望まざる道でありながら、ドミニカはメキメキ頭角をあらわし、ついに重要な任務をいいわたされる。そして彼女は、高級娼婦としての技量を備えた女スパイ「スパロー」として、当局に潜むモグラ(二重スパイ)を探るべく、CIA捜査官のネイト・ナッシュに接触する。
この映画の買い取り価格→→→ 『レッド・スパロー』
レッド・スパロー 映画レビュー
33年にわたり作戦本部勤務だったという、元CIA局員のジェイソン・マシューズさんによる同名小説が原作の映画です。同氏は、海外での情報収集活動や、リクルート活動などを指揮していたのだとか。そんな方が書いた小説がもとになっているので、(当たり前だが)スパイ経験がない筆者でも、「限りなくリアルであろう、スパイの世界観」を味わえました。
「どおして、どおして、映画にでてくるロシアの高官や主人公らは自国にいるのに、みーんな英語なのぉ?」と突っ込みを入れたい気持ちがムクムクわきますが、それを忘れてスパイ映画らしい“だまし合い”と、女性工作員の美しさを堪能するといいかもしれません。ただし、かなり痛そうな拷問シーンや、裸体を含め露骨なシーンもあるのでご注意を。
主人公ドミニカ・エゴロワを演じるのは、美と才能と、魅力的なボディを気前よく天から与えられた、アカデミー賞女優のジェニファー・ローレンスさん。ジェニファーさんはアメリカ人ですが、化粧や髪型、ロシア訛りの英語などでうまくロシア人女性になりきっていました。ちなみに今作では、イギリス人俳優さんらも役柄上ロシア訛りの英語をしゃべっています。
バレリーナとして成功していたドミニカは、公演中の事故で足に大けがを負い、輝かしい将来への道を断たれてしまいます。それは、バレリーナとしての収入や、バレエ団からの支援である母親の治療費と、家までも失うことを意味します。それが、ドミニカに選択肢がなかった理由。さらにそのあと、もう二度と逃れられなくなるような事態が起こるのですが、いずれにせよ、彼女はなりたくて「スパロー(雀)」と呼ばれる女スパイになったわけではないのです。
その思いは、最初から最後までずっと続き、意外なかたちで表面にあらわれます。そして皮肉なことに、その思いこそが、彼女を極上の女スパイに仕立て上げたわけです。
原作者のマシューズ氏によれば、スパローの養成学校は実在していた(いる?)そう。しかし、女性に諜報活動を行わせるため、国が「すご腕の高級娼婦になる方法を教えていた」という事実そのものが、むしろ現実とは思えません。この映画の主人公のように、弱みを握られ、やむを得ず非情な世界に足を踏み入れた女性は数多くいた(いる?)のでしょう……。
なお、女スパイであることや、目線ギリギリの前髪、プラチナブロンドにモノトーン系のファッションできめる雰囲気は『アトミック・ブロンド(2017)』と重なる部分があるため、シャーリーズ・セロンさんが「チッ」と舌打ちをしているのではないかと心配しましたが、武器が「女」であるか否か、戦闘能力が飛びぬけているか否かの部分では全く違います。両者とも美しいスパイですが、シャープなセロンさんと、ポワッとしたローレンスさんとでは、美しさの種類も違いますしね。もちろん、頭脳がピカイチなのは共通していますが。
そんな映画『レッド・スパロー(2018)』は、売ってはいけない1本といえるでしょう。もちろん、ご判断は皆様次第です。ちなみにバリQは、買い取り価格が高いことが自慢です。市場価値に合わせて買い取りをしているので、新しいものはもちろん高額で、古くても市場価値があるものは、しっかりと評価します。それに、とにかく査定スピードが速い!! お荷物到着後、最短で24時間以内に査定をご連絡します。業界最速ですよ!
お申し込みは、こちらのフォームから。そのほか、電話やメール、LINE、あるいは手書きでも可能です。ぜひお気軽にお申し込みくださいね。本 、CD、DVD・Blu-ray、ゲーム、PC・タブレット、携帯電話、ホビー・フィギュア、ポータブルオーディオ、種類を問わず全部で20点以上であれば送料無料となります。不要なものは、全部まとめてお送りください!
監督は、キアヌ・リーブスさん主演の『コンスタンティン(2005)』や、ウィル・スミスさん主演の『アイ・アム・レジェンド(2007)』でも監督をつとめたフランシス・ローレンスさん。ジェニファー・ローレンスさんとは、『ハンガー・ゲーム』シリーズでも一緒でしたね。
脇を固める俳優陣は、『ラビング 愛という名前のふたり (2016))』のジョエル・エドガートンさん、『愛の嵐(1974)』などで知られるシャーロット・ランプリングさん、最近は『バッドマン』で今までにない雰囲気を持つ執事のアルフレッドを演じているジェレミー・アイアンズさんら。
その中で、もっとも気になったのは、ベルギー出身のマティアス・スーナールツさんです。やはり、この方は “あの国”のトップにすごーく似ていますよね。
ライター中山陽子でした。
レッド・スパロー(2018)
監督 フランシス・ローレンス
出演者 ジェニファー・ローレンス/ジョエル・エドガートン/マティアス・スーナールツ/シャーロット・ランプリング
フランシス・ローレンス監督作品の買取金額の相場はこちら
ジェニファー・ローレンス出演作品の買取金額の相場はこちら
ジョエル・エドガートン出演作品の買取金額の相場はこちら