【2012】
映像はすごいが「ありえねー」すぎるローランド・エメリッヒ監督のディザスター・ムービー
2012 映画あらすじ
インドの科学者サトナムは、アメリカ大統領の科学顧問であり、友人のエイドリアン・ヘルムズリー博士に恐ろしい発見を伝える。太陽活動の活発化で、加熱された地球内部の流動化が進んでいるのだ。その事実は、数年後に地球規模の地殻大変動が起こることを示唆していた。その脅威を知った先進国は結託し、秘密裏にある壮大な計画を進める。そして2012年のある日、売れない作家のジャクソンは、元妻との間に生まれた2人の子供と一緒にキャンプ地を訪れる。すると、その場所には、ただならぬ雰囲気を漂わせ陸軍が待機していた。やがてジャクソンは、その地で海賊ラジオを流すチャーリーと出会い、世界の終末が目前まで近づいていることを知る。
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2012 映画レビュー
ディザスター・ムービーの巨匠、ローランド・エメリッヒさんが監督・脚本を担った作品です。過去に起こった大災害からのシュミレーションで、膨大な時間をかけてつくられたというCGは、さすがの大迫力でした。
しかーし!
地面が割れて、建物が液状化したマントルに地殻ごとのみ込まれ、道路が崩れ落ちて、電車がすっ飛んで、噴火による火の玉が飛び交うなかを、主人公らがギリギリすり抜けていく様子はまるで『レディ・プレイヤー1(2018年)』の仮想現実のようでした。「主人公は死なない」というディザスター映画のお約束があるとはいえ、火砕流に巻き込まれても全く無事だと、さすがに「んなアホな」です。
そして……、もう一つ、どうしても気になることがあります。それは、
「なぜ、ジョン・キューザックさんは、多くの映画で常に“黒い服”なのだろうか」
ということ。
もちろん、プライベートで黒が好きなのは全く問題ないのですが、ある時期から映画の役柄すべて串刺しにして「黒衣」という印象なのです。爽やかな風と、心地よい日差しを感じるシーンに、長袖・長ズボンの全身黒づくめ(しかも黒髪)で登場されると、どうしても「重く」感じてしまいます。そもそもキューザックさんは、優しい雰囲気の爽やか系なのに。まあ、そのイメージを払拭したいのかもしれませんけどね……。
なお、今作では『アイデンティティー(2003)』でも共演したアマンダ・ピートさんが、元妻ケイトを演じています。ピートさんもキュートな女性ですが、この映画には、彼女も太刀打ちできないほどの魅力を持った女性が登場しています。
それは、2人の娘リリーを演じたモーガン・リリーちゃん! とにかく小っちゃくて健気で愛らしくて、過激にかわいい赤ちゃんおサルさんのようなのです。視界に入ってしまおうものなら、どんな状況でも抱っこせずにはいられないでしょう。そんな愛くるしい姿をしながらも、演技のほうは、しっかりとプロフェッショナルでした。
また、最初はちょっぴり反抗的だった息子、ノアを演じたリアム・ジェームズ君も、複雑な感情をうまく演じていました。役柄の名前が、この映画の大きなキーワードでもあることが面白いですね。子供は、未来そのものなのです。
そんな映画『2012(2009)』は、売ってはいけない……、かもしれない1本といえるでしょう。もちろん、ご判断は皆様次第です。ちなみにバリQは、買い取り価格の高さが自慢です。市場価値に合わせて買い取りをしているので、新しいものはもちろん高額で、古くても市場価値があるものは、しっかりと評価します。それに、とにかく査定スピードが速い!! お荷物到着後、最短で24時間以内に査定をご連絡します。業界最速ですよ!
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古代マヤ人の予言をもとに製作された今作は、映像は迫力があるし、ハラハラ、ドキドキする場面もあり、感動も涙も誘います。しかし、どうしてもディザスター・ムービーにつきまとう既視感があり、なおさら上映時間も158分と長いので、最後のほうは既に盛り上がりのピークを越えてしまったかのような、間延びした印象がありました。
しかし、未来への扉を閉めるも、開けるも、悲劇を生むという皮肉さを描いているあたり、やはりローランド・エメリッヒ監督は、ディザスター・ムービーの巨匠なんだなあ、とも思ってしまうのです。
ライター中山陽子でした。
2012(2009)
監督 ローランド・エメリッヒ
出演者 ジョン・キューザック/アマンダ・ピート/キウェテル・イジョフォー/タンディ・ニュートン
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