CINEMAバリQ

【ヒューマン・ターゲット】
密かに人気だったのにアッサリ終わってしまったドラマ其の十二

チームの一員になった気分を味わえる、1話完結型の犯罪捜査ドラマをご紹介する第十二弾です。今回ピックアップしたのは、個性的なキャラクターを集め、度肝を抜くアクションシーンをこれでもかと見せつけていたのに、やけにアッサリと不思議な終わり方をしてしまったドラマ『ヒューマン・ターゲット』です。

このドラマの買い取り価格→→→　『ヒューマン・ターゲット』

ドラマ「ヒューマン・ターゲット」の魅力

身代りの標的者（ヒューマン・ターゲット）というタイトルを持つこのドラマは、もともとDCコミックスのコミックに登場する、キャラクターにヒントを得てつくられたそう。そのせいか、数多くのスキルを持つとはいえ、主人公のクリストファー・チャンスは普通の人間なのに、どんな状況からでも都合よくアッサリと生還します（一応、危機一髪になることも多々あり）。

しかし、もっとアッサリしすぎていて驚かされたのは、ドラマが2シーズンで終了してしまったこと。アメリカのFOXネットワークで、2010年1月よりファーストシーズンの放送が開始されましたが、2011年5月のセカンドシーズン終了をもって打ち切られたのです。

IMDbのコメントなどを拝見すると、決して人気がないわけでも、評価が低いわけでもないという印象。しかし、高視聴率とはいいがたい、可もなく不可もない状況であれば、冷徹に切り落とす海外ドラマ事情。残念ながら、このドラマは、そのテコ入れに引っかかってしまったのでしょう。

でも、本当ーーーーに残念です。なぜならば、ものすごく個性的で魅力的なキャラクター同士の友情があったり、毎回ド派手なアクションシーンがあったりして、とても面白かったから。カナダ版エミー賞－Leo Awardsでは、最優秀スタント・コーディネーション賞を受賞したそうです。

主人公のクリストファー・チャンスと仲間たちは、命を狙われているが警察には相談できないクライアントの事件を解決しつつ、その命を徹底的に守るボディガード＆私立探偵。なかでもチャンスは、過去の行いに自責の念があるので、クライアントのために迷わず体を盾にして、ポンポン自分の命を差し出します。その、死をも恐れぬ行動が、このキャラクターの強さです（弱さともいう）。

ただ、シーズン1のオープニングは男臭さが好みでしたが、シーズン2になると女性キャラクターが加わり、少しばかりオープニングが柔らかめに変化。そして、よくわからん恋愛ストーリーがおっ始まり、何だかロマンティックに終わってしまいました。でも、そーんな「なんじゃこりゃ」も含めて、このドラマはものすごく魅力的だったのです。

「ヒューマン・ターゲット」の魅力的なキャラクター

【クリストファー・チャンス（役者名　マーク・バレー）】

以前はすご腕の暗殺者だった。ある事件をきかっけに、命を奪う側から、命を守る側の人間となる。射撃や武術などの並外れた戦闘能力に加え、観察力や洞察力にも優れており、語学も堪能。独自の信条や規範に沿って行動するので、周囲はかなり振り回されている（ほぼウィンストンが）。　あっけらかんとして明るい印象だが、その生い立ちは謎に包まれている。

【ウィンストン（役者名　シャイ・マクブライト）】

チャンスのビジネスパートナー。元サンフランシスコ市警察の刑事なので、ときに昔のコネを大いに役立てている。いつもチャンスの身を案じ、フォローしてくれる親友ともいえる。良識派なので、同じ仲間であるゲレロがちょっぴり苦手。この役柄を演じるシャイ・マクブライトさんは、昔も今も人気のドラマ『Hawaii Five-0』のルー役でお馴染み。

【ゲレロ（役者名　ジャッキー・アール・ヘイリー）】

筆者が大のお気に入りのキャラクター。一見すると冴えないオッサンなのに、飛びぬけた頭脳とクラッキング＆拷問スキル（？）を持つ。どんな状況でもクールで動じず、冷静に切り抜けてしまう。裏社会では有名なカリスマ的存在。チャンスには好意的だが、ウィンストンにはわざとイライラさせるような言動をして（無表情に）喜んでいる。怖いものなしだが、ひとつだけ最大の弱みあり。

【イルザ・プッチ（役者名　インディラ・ヴァルマ）】

第1シーズンの終わりで登場し、第2シーズンからは主要なキャラクターのひとりとなる。上品でセクシーだが、かなり天然なので、ときに周囲を唖然とさせる。資産家の未亡人で、相当な大富豪。チャンスに命を救われたあと、スポンサーになることを申し出る。ちょっと意地っ張りではあるものの、かわいらしい女性。

【エイムズ（役者名　ジャネット・モンゴメリー）】

第2シーズンより登場する、スリが得意な美しき天才女泥棒。刑事時代のウィンストンには5回も逮捕されているため、最初はそりが合わず。裏社会で有名なゲレロと出会ったときは、少し興奮気味だった。はじめは生意気で信用できない娘だったが、徐々にいいチームメンバーになっていく。

そんなドラマ『ヒューマン・ターゲット』は、売ってはいけないシリーズといえるでしょう。もちろん、ご判断は皆様次第です。ちなみにバリQは、買い取り価格が高いことが自慢です。市場価値に合わせて買い取りをしているので、新しいものはもちろん高額で、古くても市場価値があるものは、しっかりと評価します。それに、とにかく査定スピードが速い!!　お荷物到着後、最短で24時間以内に査定をご連絡します。業界最速ですよ！　

お申し込みは、こちらのフォームから。そのほか、電話やメール、LINE、あるいは手書きでも可能です。ぜひお気軽にお申し込みくださいね。本、CD、DVD・Blu-ray、ゲーム、PC・タブレット、携帯電話、ホビー・フィギュア、ポータブルオーディオ、種類を問わず全部で20点以上であれば送料無料となります。不要なものは、全部まとめてお送りください！

【あとがき】

製作総指揮は、映画『チャーリーズ・エンジェル』シリーズや『ターミネーター４（2009）』ほか、ドラマ『The OC』に『スーパーナチュラル』、『CHUCK／チャック』なども手掛けるマックGさん。ド派手な演出も納得です。不可能に近いかもしれないけど、いまでもシーズン3更新を期待しているファンが、島国日本にいることをお忘れなく。

ライター中山陽子でした。