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CINEMAバリQ

【ブライド・ウエポン】
ジーナ・カラーノが強すぎて唖然としている間に108分過ぎてしまう作品

ブライド・ウエポン 映画あらすじ

決して幸せとはいえない過酷な少女時代を過ごしたエバは、運命の人デレクに出会う。
祝福に包まれた結婚式のあと、ハネムーンでドミニカ共和国に訪れた2人は幸せの真っ只中にいたが、山間部でのアトラクションを楽しんでいる最中、不運にもデレクがケガを負ってしまう。しかも、そのあとデレクの行方がわからなくなるという事態に。

言葉のわからない異国の地で、警察もあてにならない孤立無援の状況に追い込まれたエバは、愛する人の生存を信じて奔走する。

ブライド・ウエポン 映画レビュー

この作品は、非常に単純明快で説明しやすい。ジーナ・カラーノが最強の嫁となって、容赦なく敵に制裁をくわえる映画だ。
いや、こんな気を使った表現では上手く伝えられない。ジーナ・カラーノが最強の嫁となって、敵を皆殺しにする映画である。

「最強の~」といえば、娘を救うために容赦なく敵をバッタバタと倒しまくる父親をリーアム兄さんが演じた「96時間(2008)」を思い出すが、たぶんジーナ・カラーノ演じる嫁の方が強いだろう。
銃とナイフを持ち「どちらか選べ」というシーンは、もはや殺し屋の領域だ。
そこまでやるかー!?の連続で、最後に心に残るのは…

ジーナ・カラーノ…つっ…強えぇ…
である。

でも、いいのだ。この映画を選んだ時点で、最強の女が悪党をブッ飛ばすことに期待しているのだから(ブッ飛ばすだけじゃ済まさなかったけど)。
容赦ない制裁に、もちろん「おいおい、普通の女がそこまでやるか」と突っ込みたい気持ちもある。

また、彼女の親父は一体なぜあそこまで娘を鍛えたんだと疑問が浮かび、物語のなかでその理由がとってつけたように述べられても、やはり頭に「?」マークが浮かんでしまった。
でも、まあ、いいのだ。

それよりも、最初の方のラブラブモードに「そこまでやるかー!?」と絶叫しそうになった。
見ている方が小っ恥ずかしいほどモジモジして、頬を赤らめてはにかむ新妻を演じるジーナ・カラーノは、もちろん笑顔がキュートで可愛いのだが、どこから見ても格闘家オーラ全開で、しかも、酸いも甘いも噛み分ける女にしか見えない。
そんなジーナに、無理やりモジモジさすなー!という感じだ。

それに、ラブラブモードの相手がカム・ジガンデイって。最初に配役を知った時点で「ダンナ線細っ」と口をついて出てしまったわ。
別に、カム・ジガンデイは脱いだらムキムキな細マッチョだし、アンガールズばりに細いわけではないが、ジーナ・カラーノがモジモジする相手は筋肉のヒマラヤ山脈ドウェイン・ジョンソンぐらいの体型じゃないと、バランスが合わない。

とはいえ、もちろん、夫役がドウェイン・ジョンソンの筋肉山脈だったら、「行方不明になる夫」という役柄が全然似合わくなってくる。
どんな場所にいようとブチ破って出てきそうな雰囲気だし。
まあ、だからこそ、なんとなく神秘的な雰囲気を持ち、ふといなくなってしまいそうなカム・ジガンデイが選ばれたのかもしれないが。

なお、この映画には、 なんだか一緒に出ていると嬉しいラテン系2人組が出演している。
ダニー・トレホと、ルイス・グスマンだ。2人の名前を見つけてワクワクしたが、期待するような役柄ではなかった。

できれば、強面でありながら “いい感じ”のキーパーソンになってほしかったのだが…。
なおさら、今作品でのダニー・トレホは、結局なんだかよくわからないけど、仕切っちゃうオジサンだ。

まあいずれにせよジーナ・カラーノは期待以上にブチかましてくれたので、それでいいのだ~。

ライター中山陽子(gatto)でした。

ブライド・ウエポン(2014)

監督 ジョン・ストックウェル
出演 ジーナ・カラーノ/カム・ジガンデイ/ダニー・トレホ/スティーヴン・ラング

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