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ブルース・リー愛がにじみでてしまった映画7選

伝説のアクションスターといえば、やはり、すぐ頭に浮かぶのはブルース・リー師匠ではないでしょうか。死後40年以上経ったいまもなお、その人気は衰えることを知りません。有名人のファンが多いことでも知られていますよね。そして、11月は彼の誕生月です。ならば今回は、監督や俳優さんたちが、思わずブルース・リー愛をにじませてしまった映画をご紹介しましょう。

◆スティーヴ・オースティンS.W.A.T(2011)

バリバリのB級アクション映画ですが、気のいいムキムキおじさんが、なんだか憎めない作品です。元プロレスラーのスティーヴ・オースティンが、敵を脇で締め上げるシーンで、それを突っ込む部下に対し、「ブルース・リーだ」と言ってポーズを見せます。

『ドラゴンへの道(1972)』の、チャック・ノリスとコロッセオで戦ったシーンのことを言っているのかもしれませんが、そのときオースティンおじさんがとったポーズは、ブルース・リーにはまったく似ていませんでした。でも、目が優しい、白熊さんみたいなので許します。

◆フィフス・エレメント(1997)

リュック・ベッソン監督のSFアクション映画です。当時は批評家からの言葉が散々だったようですが、異星人のオペラや、ジャン=ポール・ゴルチエの衣装など、独特な世界観に魅了されたファンがとても多い作品です。「バイオハザード」シリーズで有名な、ミラ・ジョヴォヴィッチの出世作でもあります。包帯みたいな半乳衣装がキュートに見えてしまうのは、若かりしミラ・ジョヴォヴィッチでしか成せなかったことでしょう。

映画のなかで、ミラ演じるリールーが地球を学習する際、ブルース・リーの映像がちょこっと映し出されます。戦いのシーンでも、ブルース・リー風の手招き”をリールーちゃんがカマしています。「トランスポーター(2003)」などのアクションにも表れていますが、リュック・ベッソン監督はブルース・リーから大きな影響を受けているようです。

◆少林サッカー(2001)

チャウ・シンチー監督・脚本・主演の面白すぎるサッカー映画です。ブルース・リーの大ファンであるチャウ・シンチーは、この映画でも熱烈なオマージュを捧げています。サッカーチームのゴールキーパー鬼影擒拿手(魔の手)が、ブルース・リーになりきってゴールを守り続けるのです。

ただでさえ、どうでもいいギャグに精魂を込めるポリシーに、心底シビれながら鑑賞しているのに、黄色に黒線のトラックスーツを着用したブルース・リー似のゴールキーパーがいるのですから、もうたまりません。徹底的にブルース・リーが憑依したゴールキーパーを演じるのは、陳国坤(チャン・クォックァン)という俳優さんです。

◆DONドン過去を消された男(2006)

『クワンティコ』のプリヤンカー・チョープラーも活躍する、シャー・ルク・カーン主演のインド映画です。顔が国際的な犯罪者にソックリだったばっかりに、素人なのに潜入捜査をするはめになった人のいい男性が、なぜかブルース・リーのTシャツを着ていました。すると案の定、インド映画なのに、アクションシーンはほぼカンフー。2006年当時はインドでカンフーアクションが人気だったのでしょうか。

◆モンスター上司(2011)

酒と女に明け暮れるバーコード頭のモンスター上司を、アイルランドのチョイ悪兄さんコリン・ファレルが演じていました。その上司が、どういうわけかブルース・リー崇拝者という設定です。ただ、この映画の場合は、ブルー・リー「愛」といより、コケにしている感じがしないでもありません……喝!

◆マトリックス(1999)

当時はウォシャウスキー兄弟でしたが、お兄さんが性転換してからウォシャウスキー姉弟になりました。しかし、今現在は弟さんも性転換したため、ウォシャウスキー姉妹になりました。うーん、とにかく、この映画はウォシャウスキーさんたちの代表的なSFアクション映画です。

この映画でキアヌ・リーブスが見せたアクションは、疑う余地なくブルース・リースタイルです。「考えるな、感じろ」というモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)の言葉も、『燃えよドラゴン(1973)』でブルース・リーが弟子をペシッと叩きながら教えていた言葉ですね。

ちなみに、全然関係ありませんが、『燃えよドラゴン(1973)』で敵が手にはめていた、人工的につくられたと見られる鉄の爪がついた熊手ですが、あれに「毛」がついている必要はあったのでしょうか……。

◆キル・ビル(2003)

クエンティン・タランティーノ監督のブルース・リー愛が噴き出した映画です。主演のユマ・サーマンが黄色いトラックスーツ風の衣装を着ているほか、ブルース・リーがアメリカで有名になったドラマ、『グリーン・ホーネット』がらみの黒マスクも取り入れられています。

また、この映画には服部半蔵として、我らが千葉真一さんも出演しています。ちょっと怪しい英語をしゃべる、殺し屋を引退した“まずいお寿司屋さん”という設定です。“まずい”というご愛嬌が必要だったのかわかりませんが。

ちなみに、キアヌ・リーブス、サミュエル・L・ジャクソン、クエンティン・タランティーノ、ジャッキー・チェンというそうそうたるメンバーは、みんな千葉真一さんファンというはなし。しかも、千葉真一さんはブルース・リーが唯一共演を熱望した日本人俳優でもあります。

しかし、当の千葉真一さんはブルース・リーの存在を知ったとき、その神業的なアクションと存在感にショックを受けたのだとか。残念ながら、ブルース・リーの急死で共演は叶いませんでしたが、もしも、それが実現していたら、またひとつ、伝説に残るアクション映画が世に残されていたかもしれませんねえ。

 

ライター中山陽子でした。

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