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CINEMAバリQ

【バイオハザード】
ファイナル公開を記念してシリーズ第1作目をおさらい

バイオハザード 映画あらすじ

巨大企業のアンブレラ社が、密かにラクーンシティ郊外に置く地下研究所では、優秀な科学者たちが日々忙しく仕事をこなしていた。しかし、ある日、非常事態が勃発する。そんななか、とある洋館のシャワールームで目覚めたアリスは、過去の記憶をなくしていることに気付く。そして、自分が何者であるかわからぬまま彷徨っていると、ひとりの男と特殊部隊が突入。アリスは、自分がアンブレラ社に雇われた特殊工作員だと知らされる。その頃、アンブレラ社の地下研究所では、信じがたいことが起こっていた。

バイオハザード 映画レビュー

株式会社カプコン(大阪)のゲームソフト『バイオハザード』を映画化したこの作品は、ゾンビ映画でありながら赤いドレスを身にまとい、華麗なアクションを披露したミラ・ジョヴォヴィッチの存在感も手伝い、多くの話題をさらった。

自分はゲームをしないので、当時まったく内容を知らずにこの映画を鑑賞したが、レーザートラップやらゾンビ犬(ケルベロス)やら、地下都市の描写やら、2002年あたりにおいてはとても斬新に感じたことを覚えている。

もちろん、今となってはバイオハザードではお馴染みの、でっかくて強い、おぞましさもナンバーワンなゾンビの親分リッカーの、特撮かCG描写に激しく古さを感じてしまうが、たぶん監督の思惑どおり、その気持ち悪さは今観ても群を抜いている。

また、ストーリーそのものも、「うわー!ゾンビだ!噛まれる逃げろー!」というサバイバルだけではなく、徐々によみがえる主人公の記憶とともに、サスペンス要素を味わえるのも面白い。そして、なんといってもアクション描写が今のように溢れかえるほど多くはなく、きっちりと絞られているのがいい。それゆえに、アリスが時折見せる並外れた身体能力が生きるのだ。

これが、シリーズを重ねるごとに、アクションやら登場人物やら要素が盛りだくさん過ぎてわけがわからなくなってくる。そして、それ以上に突っ込みたいのが、

どんだけ巨大企業なの「アンブレラ社」。

シリーズ全編通して適当に検証してみると、たぶん宇宙規模でナンバーワンの巨大企業だと思われる。アリスが強靭な戦闘力を駆使してどれだけ倒しても、世界にゾンビが蔓延していても、ほぼ必ずラストシーンでは群をなしてやってくるからだ。と、いうか、そもそも会社なのか?というほどの軍事力なんだが。

そして、それ以上に突っ込みたいのは、『バイオハザードV リトリビューション(2012)』の、世界の終焉を迎えたようなラストシーン。とうとうアンブレラ社の上級幹部、アルバート・ウェスカー(不死身)もお手上げな状況になっているのだけれど、どう考えても懲りない巨大企業アンブレラ社がもたらしたことだ。そこまで企業を巨大化させる力を持ちながら、揃いも揃って底抜けのバカばかりなのか。

とまあ、突っ込んでいるうちにどんどん1作目から遠のいてしまうが、なんにしても2002年に公開された『バイオハザード』は、個人的にとても好きな作品だ。それに、突っ込みまくってはいるけれど、シリーズ1作たりとも見逃さずに鑑賞するファンでもある。

個人的に1作目と同様に好きなのは、『バイオハザードIII(2007)』。砂漠のなかでアリスのヘアスタイルやコスチュームが魅力的に映えていて、このシリーズでは珍しくキュンとするような、アリスの恋も描かれている。また、T-ウィルスに二次感染したカラスを退治するシーンは圧巻だった。

以前は中島美嘉さんも出演していたが、『バイオハザード: ザ・ファイナル(2016)』にはモデルのローラさんも出演しており、ホラー色の強さも復活するようだ。最新作でいつもは小さいミラ・ジョヴォヴィッチの胸が大きいのは、出産したからなのか、寄せて集めているのか定かではないが、いずれにしろ相変わらずカッコよくて美しい。評判も上々のよう。鑑賞が楽しみだ。

 

 

ライター中山陽子でした。

 

バイオハザード(2002)

監督 ポール・W・S・アンダーソン
出演者 ミラ・ジョヴォヴィッチ/エリック・メビウス/ジェームズ・ピュアフォイ/ミシェル・ロドリゲス

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