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CINEMAバリQ

【アンロック/陰謀のコード】
有り勝ちストーリーだが役者さんの魅力でカバーされている映画

アンロック/陰謀のコード 映画あらすじ

かつてCIAの敏腕尋問官だったアリスは、パリで起こったテロを止められなかったことで自分を責め続けていた。だが、一線を退き、ケースワーカーとしてロンドンの移民局に潜入し、テロの動きに目を光らせていたアリスに、CIAは再び尋問の任務を与える。尋問の相手は、バイオテロ計画に関係する人物だという。だが、そこでアリスは、おかしな動きを察知し……。

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アンロック/陰謀のコード 映画レビュー

陰謀に巻き込まれる主人公が、元凄腕のスパイではなく、元凄腕尋問官というのが、ちょっぴり新しいのかしらと思いながら観ていたら、途中からセクシーでハンサムな泥棒君も参入。「おっと、これは、何だかいい感じではないか」と、思っていたら……、

結局、よくあるスパイ映画の展開になってしまいました。

尋問官というよりは、完全に“尋問の腕もいい”エージェントです。もう少し、ドラマ『メンタリスト』のジェーンみたいに、観察力や知力、NPL(神経言語プログラミング)なんかを駆使し、暴力なしで解決していく「凄腕尋問官」の部分があると、より楽しめた気がします。

お約束なので、やはり今作の主人公も、孤立無援だって強いし頭いいし、運もいいし勘もいいので、いつも危機一髪のところで助かり首謀者を追い込んでいきます。まあ、そうはいっても、こういった設定や展開はスパイ映画のテッパンですから、ハラハラドキドキ、いつものように楽しませていただきましたよ。

それに、主演のアリスを演じたノオミ・ラパスさんは、相変わらず骨太な雰囲気で、演技もうまいので、アクションにもセリフにもリアリティがあります。また、ユーリズミックスのアニー・レノックスそっくりな、ブロンドのベリーショートにしたトニ・コレットさんも魅力的でした。

バイオテロの企みを阻止するCIAの作戦に、おしゃべりで人の好さそうなド素人を参加させるとか、絶対にありえねー展開もありますが、俳優陣が魅力的なので、多くのことが許容されるはずです(きっと)。

【登場人物と出演者】

CIAの元凄腕尋問官アリス・ラシーンは、罪の意識から「テロ」というキーワードには、とても敏感です。そんな彼女は、元尋問官で、現ケースワーカー(実は潜入)のくせに、とにかく死ぬほど強い。ほぼ不死身だし、凄腕の殺し屋にしか見えません。演じるのは、こうした役がやけにハマるノオミ・ラパスさん。彼女が演じると、本当に強そうです。

たまたま出会ったマヌケな泥棒が、セクシーでムキムキなハンサムガイだったとか、しかも、元海兵隊員だったとか、絶対にありえないから、と突っ込みたくなる泥棒ジャック・オルコットを演じたのは、オーランド・ブルームさん。期待していた展開とは、ちょっと違いましたけどね。

アリスが信頼するCIA職員エミリー・ノウルズを演じたのはトニ・コレットさん。ユーリズミックスのアニー・レノックス風プラチナブロンドショートで、大きな(金持ちしか飼わないような)犬を連れて歩く姿が、カッコいいのなんのって。筆者がマネしても、白髪のオッサンのような女性にしか見えないでしょう。

CIA上層部の一癖ある人物、ボブ・ハンターを演じたのは、 ジョン・マルコヴィッチさん。エミリー・ノウルズ(トニ・コレット)との、子供じみたやりとりは、ちょっと楽しめます。

アリスが信頼するエリック・ラッシュを演じたのは、マイケル・ダグラスさん。こういう役には無理なく適合しますが、このキャラクター自体はあまり重みがなかったかも。『アントマン』シリーズのハンク・ピム博士役のほうが魅力的ですね。

【結論】

最初は少しだけ目新しいですが、後々、どこにでもありそうなスパイ映画になっていきます。でも、筆者のようにベタでも「元凄腕の殺し屋」とか、「元凄腕エージェント」という肩書きや触れ込みが好みなら、普通に楽しめる映画です。それに、個性的かつ魅力的で、演技力にも優れた俳優さんたちが、有り勝ちストーリーを特別にしてくれるはずです。

そんな映画『アンロック/陰謀のコード(2017)』は、売ってはいけない1本といえるでしょう。もちろん、ご判断は皆様次第です。ちなみに、バリQの査定は速さが自慢。お荷物到着後、最短で24時間以内にご連絡いたします。また、買い取り価格の高さにもご満足していただけるはず。市場価値に合わせて買い取りをしているので、新しいものはもちろん高額で、古くても市場価値があるものは、しっかりと評価させていただきます。

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【あとがき】

なんとなく、続きもありそうな終わり方でしたが、ここまで可もなく不可もないスパイ映画の続編は、なかなか難しそうです。でも(ほぼエージェントだが)尋問官がノオミ・ラパスさんで、その仲間や上司がトニ・コレットさんやジョン・マルコヴィッチさんなら、やっぱり観たくなるかもしれません。ただ、次は決して、お人好しな一般人に危険なことはさせないでほしい。

ライター中山陽子でした。

 

アンロック/陰謀のコード(2017)

監督 マイケル・アプテッド
出演者 ノオミ・ラパス/オーランド・ブルーム/トニ・コレット/ジョン・マルコヴィッチ

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