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スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい/映画あらすじ・レビュー(豪華な出演者が濃いキャラでとにかくぶっ放す映画)

スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい あらすじ

マフィアの後ろ盾に甘んじて一線を越えた挙句、組織の内紛まで引き起こした人気マジシャンのエース(イズラエル)を始末するため、組織が100万ドルで殺し屋を雇ったという情報がFBIに流れる。

しかし、その噂はすぐに広まり、FBIとの取引に応じようとしているエースが身を隠すホテルには、世界中から強者でキワモノな殺し屋が集結し始める。

スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい レビュー

ガイ・リッチー監督の「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998)」風味に、アメリカ的なド派手センスが詰め込まれ、一見ガラクタだが良く見たらビンテージ的な要素に翻弄されるうち、すべては最後のカタルシスのためだったのか!と気付かされるのがこの「スモーキン・エース」。

しかも、B級臭をプンプンさせながら、顔ぶれがやたら豪華というアンバランスさも魅力だ。

FBI副長官をアンディ・ガルシア、FBI捜査官の先輩をレイ・リオッタ、後輩をライアン・レイノルズ、エースの保釈保証人をベン・アフレック、エースのボディガードをコモン、美しい女殺し屋にアリシア・キーズ、いかれたトレモア兄弟の一人をクリス・パイン…と、てんこ盛り。

いずれにせよ、世界中から集まる殺し屋や、登場人物の個性が四方八方に飛び散り過ぎて収集がつかない。

おまけに、主要人物かと思いきや登場した途端アッサリ殺されるし、バイオレンスなコントを披露する兄弟(しかも似ていない)が破壊しまくりで息切れする。

ほかにも、淡々と標的に近づく殺し屋や、色んな思惑を絡ませたFBI捜査官たちもいて、自然の観光名所タホ湖にあるホテルは、何やら物騒な空気に包まれる。

要素が多くて息切れしそうになるが、キャラが濃いお蔭で壊滅的な混乱がない。

一見ゴチャゴチャなガラクタ箱の中身に曖昧な色はなく、真っ赤と、真ピンクと、真っ黒と、真っ黄色と、真っ青な色といった原色だけが入っているようなものなのだ。

なんとなく整理できるし、好みのキャラクターを見つけやすい。

ザッと殺し屋のキャラクターを説明すると、

お決まりの「美人な殺し屋が娼婦になりすまし潜入」のベタな設定を演じてくれるのがアリシア・キーズ。

彼女はこの映画でエッジの効いた色香を放つ華になる。演技派女優タラジ・P・ヘンソンが演じる、相棒でスナイパーのレズビアンが秘めている想いが切ない。

バイオレンス・コメディ担当のいかれたトレモア3兄弟は、多分この手の映画を好む男性が好きになるキャラクターではないだろうか。

中途半端な「いかれ野郎」ではなく、「極限までぶっ飛んだ”いかれ野郎”」なので、ある意味COOLな領域だ。

それに、現場をメチャクチャにするおバカ要員でありながら、やけにプロっぽい重装備とハードコアパンクな雰囲気が、お洒落でカッコいいじゃんとまで言わしめる魔力がある。
ベタ褒めしている自分が恐い。

そのほかの殺し屋も強烈だが、どちらかというとストレートに恐いタイプだ。

一人は拷問のプロで、非情な殺し屋である元傭兵。
エストラゴ(破壊屋)という異名を持つが、前者のキャラが濃すぎて印象が薄まるという一大事に見舞われている。

ただ、この物語がラストシーンを迎えるにあたり、重大なことをしでかす男だ。演じるのはネスター・カーボネル。

もう一人は、トミー・フラナガン演じるヒットマンで変装の達人。

彼が演じるというだけで、強烈な悪役オーラを放つことは間違いない。
今作品ではスキンヘッドでなおさら恐い。

いつもは悪役が多いレイ・リオッタが正義のFBIに、そして今回はライアン・レイノルズが存分にブチ切れ、そして魅せる。

元悪徳警官たちのマヌケっぷりに涙がこぼれ、偽物ベストキッドのうっとうしさに白目をむくかもしれない。

そして美男美女のラブロマンスに見とれ、捜査官たちの、絆の強さがカタルシスを炸裂させるラストにおののくだろう。

あとは、いかしたグラフィックで構成されたエンドクレジットとともに、コモンとビラルが歌う「Play Your Cards Right」を聴きながら、ファンキーに酔いしれるだけ。

ラストにおいては好みが別れ、あの展開を嫌う人もいるようだ。
私の場合は、あのラストと、このテーマ曲が無ければ記憶に残さなかったかもしれない。

カタルシス、大いに結構だ。

当時は「パルプ・フィクション」「キル・ビル」「スナッチ」を超えた新感覚のハイテンション・バイオレンス・ムービー誕生!とうたわれていたらしい。
しかし、ジョー・カーナハン監督はタランティーノっぽいといわれるのが好ましくないようだ。

確かに、タランティーノや昔のガイ・リッチ―風味が好きな人は、この映画を好む確率は高い。

しかし、この映画は、またそれとは違う。
タバスコをぶっかけて「さあ、食え!」と命令したくせに、泣きながら食う奴を抱きしめるような、ジョー・カーナハンのスタイルなのだ。

実はライアン・レイノルズが演じた役柄のなかでは「テッド(2012)」のゲイキャラが一番好きな
映画と現実の狭間でROCKするライター中山陽子(gatto)でした。

スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい(2007)

監督 ジョー・カーナハン
出演者 ライアン・レイノルズ/レイ・リオッタ/アリシア・キーズ/アンディ・ガルシア

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