10月の平均買取価格 8,740円
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CINEMAバリQ

【スクランブル】
クラシックカーマニアも目を見張る、車がすごい映画

スクランブル 映画あらすじ

フォスター兄弟は高級クラシックカーを専門とする窃盗のプロ。また新たにオークションで落札されたばかりの「37年型ブガッティ」を盗み出すことに成功する。だが、その車の持ち主は、よりによってマフィアのジャコモ・モリエールだった。関わってはいけない危険な人物から車を盗んでしまった2人は命を奪われそうになるが、モリエールと敵対するマフィアが所有する「62年型フェラーリ」を盗むと約束し、なんとかその場を逃れる。しかし、モリエールが提示した期限はたった1週間。兄アンドリューと弟ギャレットは、アンドリューの恋人であり、すご腕ハッカーのステファニーや、その友人で天才的なスリのデビンほか、爆弾オタクや走りのプロたちを仲間に迎え、大胆なミッションを決行する。

この映画の買い取り価格→→→ 『スクランブル

 

スクランブル 映画レビュー

製作のピエール・モレルさんによれば、「『ワイルド・スピード』よりは『オーシャンズ』シリーズに近い」とのこと。観終えてみると、なるほどそう語る意味が分かります。最後の最後に「あれは、そういう意味だったのか」と分かる面白さがあり、アメリカ人、イギリス人、キューバ人、フランス人と、グローバルな国籍の俳優さんたちも魅力的。

しかーし。

軽い印象があるのは別にいいんです。若者のノリが特徴でもある映画だし。でも、どんな形でも、どんな関係でも、何かしら最低限の「義理堅さ」とか、最低限の「善意」がないと、どうも心に響かない。今作には、残念ながらそれが感じられませんでした。もちろん身内のチーム力はあるんですけどね。

 

とはいえ、今作は“だまし合いストーリー”の面白さや、美男美女の若手俳優陣の魅力、見ごたえあるアクションのほかにも大きな見どころがあります。

リーアム兄さんが死ぬほど強い親父を演じた映画『96時間』や、もはやメンバーがみな最強諜報部員じゃないかと思えるほど進化を遂げた、『ワイルド・スピード』シリーズの製作陣が手掛けたという今作には、クラシックカーマニアが悶絶するような車が、多数登場するのです。

ざっと並べてみると……

・1950年台に英国で生産されたスポーツカー「オースティン・ヒーレー100-6」(Austin-Healey 100-6 /1958-59)→【800万~1600万円】

・1961年のジュネーヴ・ショーでデビューした「ジャガーEタイプ」(Jaguar E-Type series1 4.2L /1966)→【1200万~3400万円】

・アストンマーティンが1972年から1989年までの長きにわたって生産した「V8ヴォランテ」(Aston Martin V8 Volante/1972-89)→【2000万~4000万円】

・戦後間もない1948年から1954年にかけて英国のジャガーが生産したスポーツカー「XK120ドロップヘッドクーペ」(Jaguar XK120 drophead coupé/1953-54)→【1400万~3200万円】

・イタリアのアルファロメオが1938年に実戦投入し、1950年から開幕したF1世界選手権でも圧倒的な強さを誇った伝説的フォーミュラカー「158」(Alfa Romeo 158/1938-50)→【???】

・1954年に登場した、シボレー・コルベットの初期型「C1」(Chevrolet Corvette C1/1954-62)→【1300万~2200万円】

・アメリカ人レーサーのキャロル・シェルビーが、イギリスのスポーツカー「ACエース」に、アメリカンV8を搭載する提案をしたことがきっかけとなって1962年に誕生した「シェルビー・コブラ」(Shelby Cobra /1962-67)→【8000万~3億5000万円】

・フォードのスポーティーカー「マスタング」(Ford Mustang/1964-68)→【700万~1600万円】

・BMWのラグジュアリークーペ「327カブリオレ」(BMW 327 cabriolet/1937-55)→【1億2000万~2億円】

・ボディのつなぎ目がアクセントの名車「ブガッティ・タイプ57SCアトランティーク」(Bugatti Type 57SC Atlantic/1937)→【30億円以上?】

・ジェームスディーンがレースに使用したという「ポルシェ356スピードスター」(Porsche Porsche 356 Speedster/1955)→【8000万~1億4000万円】

・39台が生産され、その全てが現存しているという、フェラーリが開発したGTレーシングカー「フェラーリ250GTO」(Ferrari 250 GTO/1962)→【40億円】

 

もはや、何の金額を書いているのか分かりません。ちなみに、劇中に出てくるフェラーリのうち12台は、45台のフェラーリを所有しているというオーナーさんから借りたのだとか……!?

なお、冒頭で出てくる「37年型ブガッティ(ブガッティ・タイプ57SCアトランティーク)」は、こんなに走らせて大丈夫なのかッとハラハラしましたが、レプリカだそうです。本物は、しっかりとラルフ・ローレンの博物館に所蔵されているとのこと。しかし、その修復で使われた実際の鋳型を借り作ったらしいですよ。

また、推定価格40億円ですが、50億円を超える価格で取引されたこともあるという「62年型フェラーリ(フェラーリ250GTO)」も、オイオイ乗っちゃっていいのかよッとハラハラしましたが、映画に出てくるのは本物同様の部品を使ったリクリエーションモデルだそう。まあ、本物を撮影に使うはずないですよねえ。

 

いずれにせよ、クラシックカーマニアも、筆者のような車の素人も楽しめるアクション映画『スクランブル(2017)』は、売ってはいけない1本といえるでしょう。もちろん、ご判断は皆様次第です。

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主演を務めるのは『ワイルド・スピード ICE BREAK(2017)』にも出演していた、眉毛と目の関係がお父さんのクリント・イーストウッド氏にソックリな、スコット・イーストウッドさん。サングラスをしていると、ちょっぴり『ダーティハリー』な感じです。

白いTシャツとジーンズ姿を見たときジェームス・ディーンさん、あるいは吉田栄作さんを意識しているのかと思いましたが、衣装はスティーブ・マックィーンさん主演の『ブリット』へのオマージュだそうです。

ライター中山陽子でした。

(車の価格参考)
レスポンス(Response.jp)|開けてびっくり、フェラーリ、フェラーリ、フェラーリ…映画『スクランブル』

スクランブル(2017)

監督 アントニオ・ネグレ
出演者 スコット・イーストウッド/フレディ・ソープ/アナ・デ・アルマス/ガイア・ワイス

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