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10月の平均買取価格 15399円
平均買取点数105点、お客さま1件あたりの平均買取実績です。

CINEMAバリQ

【テルマ】
どうしようもなく後味が悪くて、この上なく胸がムカムカする北欧サイキックホラー

ピュアで美しい少女が実は――「テルマ」

【あらすじ】

信心深い厳格な両親に育てられたテルマは、ノルウェーの田舎町で美しく成長し、オスロの大学へ入学することとなる。そこで出会ったアンニャと恋に落ち、「初めての1人暮らし」と「初恋」の刺激や幸せをかみしめていた。ところが、それ以来、原因不明の発作とともに不可解な出来事が起こるようになる。不安になって病院で検査をするも、一向に原因はわからず。それどころか、恐ろしい事実が明らかになり……。

この映画の買い取り価格→→→ 『テルマ

素晴らしくて最低な――「テルマ」

【レビュー】

長編映画監督デビュー作の『Reprise(2006)』以来、数々の賞を受賞し、世界の映画ファンから注目を浴び続けているヨアキム・トリアー氏がメガホンをとったサイキックホラー映画です。トリアー氏は、『ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000)』でカンヌ国際映画祭のパルム・ドールを受賞した鬼才、ラース・フォン・トリアー氏の甥であることも有名ですね。

ノルウェー・スウェーデン・デンマーク・フランスで製作された今回の作品『テルマ』は、アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞外国語映画賞のノルウェー代表作品に選ばれ、数々の賞を受賞しました。

主役のテルマを演じたエイリ・ハーボーさんは、マル・デル・プラタ国際映画祭2017女優賞や、2018年のベルリン国際映画祭シューティング・スター賞などを受賞し、ヨーロッパで最も期待されている若手女優といわれています。

と、何だかとてもすごい印象ですが……、『テルマ』を観たあとの感想は――

どうしようもなく後味が悪くて、この上なく胸くそが悪い。

――に尽きました。

テルマ』は、研ぎ澄まされた繊細な魅力を持つ、オリジナリティに溢れた、とても興味を引かれる作品です。俳優さんらの演技も、全体的にかなり高いレベルなのではないでしょうか。筆者自身、暗い映画やホラーをしばしば好んで観ることがあるし、決してこうした作風に不慣れではありません。

それでも、あのシーンだけは、あれだけは、ものすごく嫌でした。氷の下にうっすら見えた、ある存在を目にしたときは不快感がどっとこみ上げ……。新たな展開を期待したものの、結局より不快になるラストシーンで締めくくり。

テルマよりも、『The Witch/魔女(2018)』のジャユンのほうが何十倍も共感できるかも。筆者の場合は作品の質以上に、抵抗できない無垢な存在に感情移入してしまったため、拒否感が生まれたのかもしれませんね。

【登場人物と出演者】

エイリ・ハーボーさん演じるテルマは、信心深い厳格な両親に育てられたうえ、田舎から都会に出てきたばかりなので、とても純粋で真面目な“汚れなき少女”に見えます。彼女自身もそう信じているのでしょう。しかし、彼女が何者であるかは、冒頭で見せた父親の行動が多くを物語っています。欲望と闘いつつ、恐るべき自己が目覚めていく過程を演じた、エイリ・ハーボーさんの演技は見事でした。

カヤ・ウィルキンスさんが演じる、グレーのTシャツ着用率がやたらに高い(ような気がする)アンニャは、テルマが強く惹かれる魅力的な女の子です。つまり、テルマが覚醒するきっかけをつくった張本人。カヤ・ウィルキンスさんは、オケイ・カヤという名前で活動するシンガーソングライター/モデルでもあります。

ヘンリク・ラファエルソンさん演じるトロンは、テルマのお父さん。信心深くて厳格で、とかく支配的です。テルマを想っているんだか憎んでいるんだかわからないような複雑な感情が、時おり不自然な言動となってあらわれます。

エレン・ドリト・ピーターセンさん演じるウンニは、テルマのお母さん。父親ほど支配的ではありませんが、信仰心の深さは同じです。テルマに対し、常に穏やかで優しい表情を見せている奥底には、ある感情がどんよりと蠢いています。

【結論】 

共感はできないものの、ある側面ではテルマに同情する部分もあります。両親の初動対応は、完璧に間違っていたのではないだろうか。

しかし、トリアー監督に“こういう主張をしている”とか、“こう観て欲しい”といった考えは微塵もなさそうなので、観た人それぞれが何かを感じれば、それでいいのかもしれません。注目すべきは、「自分が何者なのか」を受け入れる過程と結果(良し悪しは別として)、といったところでしょうか。

何にせよ、後味が悪くて胸くそが悪かったっす!

ライター中山陽子でした。

テルマ(2017)

監督 ヨアキム・トリアー
出演者 エイリ・ハーボー/ヘンリク・ラファエルソン/カヤ・ウィルキンス/エレン・ドリト・ピーターセン

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