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7月の平均買取価格 14120円
平均買取点数74点、お客さま1件あたりの平均買取実績です。

CINEMAバリQ

【ミスター・ガラス】
M・ナイト・シャマラン節とマカヴォイさんの人格変化が地味に炸裂するサスペンス・スリラー

壊れない男、壊れやすい男、そして野獣――「ミスター・ガラス」

【あらすじ】

過去に列車事故でただ1人生き残ったデヴィッド・ダンは、特殊な能力を活かし密かに自警活動を行っていた。世間では「監視人(オーバーシーヤー)」と呼ばれている。

女子高生を監禁しては惨殺する異常犯罪者のケビン・ウェンデル・クラムは、多重人格障害を患う男。24もの人格を持つため「ザ・ホード(群れ))」と呼ばれていた。なかでも“ビースト”と呼ばれる野獣のような人格は、人間離れした身体能力を持つ。

ずば抜けた知能と、94回も骨折した壊れやすい肉体を持つ犯罪者のイライジャ・プライスは、精神病院ですっかり薬づけにされていた。自らを「ミスター・ガラス」と名乗る。

そこに現れたエリー・ステイプル医師は、彼らを「妄想の激しい人間」だと決め込み、さまざまな試みを始める。だが、唯一“ビースト”の手を逃れたケイシーや、デヴィッドの愛息子、イライジャの母を巻き込み、事態は思わぬ方向へ……。

この映画の買い取り価格→→→ 『ミスター・ガラス

“あり得る超能力”の表現にこだわる――「ミスター・ガラス」

【レビュー】

特殊な能力を授かったデヴィッドが真実を見つけた2000年公開の『アンブレイカブル』と、多重人格障害のケビン・ウェンデル・クラムの中から凶暴な獣人“ビースト”が登場した、2016年公開の『スプリット』の続編です。

今回の作品もM・ナイト・シャマラン監督らしさが全開なので、恐らく世間の人々をウンザリさせ、ファンを喜ばせているのではないでしょうか。もちろん筆者は後者のほう。この映画の特徴をザッと並べると、

  • 派手さゼロ
  • 何が言いたいのか分かりにくい
  • 作中で説明が少ない
  • 監督が特典映像で喋りすぎ
  • 監督が作品や特典映像に出たがり屋
  • 描かれている特殊能力があまりにも微妙

でも、

  • 何か特殊なことが起こりそうな、ワクワク感が常にある
  • ファンをつくり出す魅力を放つ、独特な世界観がある

といった具合です。

いい部分も微妙な部分もひっくるめて、これらがM・ナイト・シャマラン監督作品の魅力といえるのではないでしょうか。出演者やスタッフらが、長くいい信頼関係を築いていることも、このシリーズの素晴らしさかもしれません。

超人というよりは、もしかしたらあり得るかも? と思わせる“非凡さ”の延長線に立つ3人を描くこの作品は、「CG加工だよね」とすぐに分かる映画とは真逆で、加工が必要だとも思えないような箇所を、まったく分からないように丁寧に加工しています。「いや、そこ要らないだろうCG加工」と思うなかれ。その“微妙さ”にかけた情熱こそが、

もしかしたら、あり得るかも

を創り出しているのです(たぶん)。

なお、「“驚愕の結末”とは?」なんてキャッチコピーもありますが、それほど衝撃的なラストシーンではありません。むしろ、善悪を超えた愛と信頼関係、そして絆を感じ、思わずジンとくるのではないでしょうか。もしくは、「……?」かも。

いずれにせよ、ラストシーンより衝撃的なのは、ジェームズ・マカヴォイさんの24変化かもしれません。

【登場人物と出演者】

ブルース・ウィリスさん演じるデヴィッド・ダンは、息子とセキュリティ関連の店を営む、どこから見ても平凡な男。1人寂しくビールとハンバーガーを食すその姿からは想像できませんが、実は「悪」を感じ取る能力と、ほぼ不死身の体を持っています。

散歩を装いパトロールしては、犯罪者を察知し、ターゲットを特定します。その後、(むしろ目立つような気もするが)目立たないよう緑のカッパに身を包み、密かに自警活動を行っているのです。しかし、彼にもスーパーマンのクリプトナイトのごとく、最大の弱点があります。

サミュエル・L・ジャクソンさん演じるイライジャ・プライスは、シリーズ1作目『アンブレイカブル(2000)』でデヴィッド・ダンに、不滅の肉体を持つ者(アンブレイカブル:Unbreakable)であることを自覚させた男。超越した知力を持つ男ですが、異常なまでに弱い体なので、ちょっと何かにぶつけただけでも骨折してしまいます。

しかし、何が起こっても常に「想定内です」的な表情を変えず、まったく動じません。彼には大きな目的があるのです。

なお、サミュエル・L・ジャクソンさんとブルース・ウィリスさんは以前にも共演しているので、お互いとても親しみを感じている様子。メイキングでは、サミュエルさんがウィリスさんに優しくハグして、なおかつハゲ頭をナデナデしていました。ウフ♡

ジェームズ・マカヴォイさん演じるケヴィン・ウェンデル・クラムは、多重人格障害を患う男です。『スプリット(2017)』でも卓越した演技力を見せつけ、世の中を驚かせたマカヴォイさんですが、今回はさらに、より速くかつ深い人格24変化を見せてくれます。もはや神業としかいえませんね。

ちなみに24番目の人格となる、もっとも凶暴な野獣“ビースト”は、多少のコミュニケーションならとれる様子。でも、やはり口調は「お~ま~え~は~」てな感じで野獣風です。

ほか、3人の応援団も健在。『アンブレイカブル(2000)』に引き続き、ずいぶん大人になったスペンサー・トリート・クラークさんが演じるジョセフ・ダンの、父デヴィッドへのひたむきな愛情が、今回も健気です。同じ俳優さんが成長した姿で演じたことは、筆者を含むファンを喜ばせたのではないでしょうか。

アニャ・テイラー=ジョイさん演じるケイシー・クックは、ケヴィン・ウェンデル・クラムと心を通い合わせることができる唯一の人物にして、野獣“ビースト”が積極的に殺そうとしない唯一の人物です。その理由は、ケヴィンを追い詰めた「虐待」という辛い体験を、彼女も持っているから。そのため今回ケイシーは、恐ろしい人格に隠れたケヴィンを守ろうとする、家族的な立場になっています。

シャーレイン・ウッダードさん演じるミスター・ガラス(イライジャ)の母は、今回も全面的に息子の味方です。とんでもない罪を犯した息子を、今でも誇りに思っているようです。ウッダードさんも、1作目の『アンブレイカブル(2000)』に引き続き、同じ役を演じています。

サラ・ポールソンさん演じる謎めいた医師のエリー・ステイプル医師は、最初から、最後まで、もんやり謎の女です。「存在感がすごい」というよりは、「存在のもやもや感がすごい」といった感じ。ちなみにポールソンさんは、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017)』で素晴らしい演技を見せてくれた方です。

【結論】 

飛んだり跳ねたり、光線を出したりはしませんが、「そういう人は、もしかしたら、いるのかもしれない」と感じさせる超人を描いています。過激に地味だし、“意外な展開”は結構ベタだし、超人にカッコ良さはありません。したがって、「なんじゃこりゃあ!」と激怒するか、爆睡するか、独特の世界観に引き込まれるかの、いずれかでしょう。もちろん筆者は一番最後。大好きどぇーす!

ライター中山陽子でした。

ミスター・ガラス(2019)

監督 M・ナイト・シャマラン
出演者 ブルース・ウィリス/サミュエル・L・ジャクソン/ジェームズ・マカヴォイ/アニヤ・テイラー=ジョイ

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